僕はこの2年半の高校野球は17年の人生の中で最も辛かったけど最も楽しいものでした。
僕は中学校で野球を途中で辞めてしまって、でももう一度野球がしたいと思い野球部に入りました。最初は先輩方の体格や野球の技術力の高さで不安が多かったけど、最後の夏は絶対先輩を超えてやろうという気持ちだけは常に持っていました。
1年の秋からピッチャーとして少しずつ試合に出るようになって、自分のせいで負けてしまうことも多く、ピッチャーをやめたいと思うことが多くありました。
自分たちの代になってほとんどの試合で自分が先発するようになって、勝てない時期が多くあって本当に自分がエースでいいんだろうかと何度も思いました。
そしてコロナでの休校があり、自分達は最後の夏を迎えられるのか不安だったけど独自大会が開催していただけることになり、本当に独自大会を開催してくださった方々には感謝しかありません。
そして最後の夏を迎えて最後まで自分に対して不安は残っていたけど、開き直って自分を信じて投げ続けた結果大阪ベスト16という結果を残すことができました。終わり良ければ全てよしと言うように僕は高校野球に未練を残すことなく終わることができました。
後輩たちには自分達が行けなかったベスト8以上の世界を見て欲しいなと思います。
最後に自分達がベスト16という結果を残すことができたのは独自大会を開催してくださった校長先生はじめ大阪府高野連の方々のおかげです。本当にありがとうございました。また色々な取り組みをして僕達を体力的にも精神的にも成長させてくださった河島先生はじめ指導者の方々本当にありがとうございました。
天王寺高校野球部73期 池田悠希